松原菜園の原木椎茸栽培について、ご紹介します。

(1)原木の購入

松原菜園での原木椎茸のづくりは、2012年3月、椎茸用の原木を購入するところから始まりました。

原木は、高知県高岡郡梼原町産の広葉樹コナラです。5.5トンの原木が庭に並びました。

その多さに驚きましたが、まずは、種駒(たねこま:椎茸の菌が仕込まれている木片)を原木に

1つ1つ、打ち込んでいきました。

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(2)椎茸の種駒打ち

まず、原木にドリルで1つずつ穴をあけていきます。この作業はなかなかの重労働です。

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原木に開けた穴に、「種駒」を打ち込んでいきます。この「種駒」に付着した菌が、原木全体に広がって、椎茸が発生します。

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(3)菌を寝かせる

種駒を打ち込んだ原木を、林のそばに寝かせます。

杉林の木陰で、約1年間、原木全体に菌が広がるのをゆっくりと待ちました。

2回夏を越した次の秋以降に椎茸が生え始めます。

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私たち松原菜園で育てる椎茸のほだば(椎茸を育てる場所)のすぐそばには、

「松原八百轟(とどろ)」と呼ばれる素晴らしい渓流が流れています。

壮大な自然に包まれた林の中で育った椎茸は、まさに森の恵みです!

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私たちの椎茸ほだ場付近は、自然が豊かな環境のため、猿や鳥、イノシシ等の鳥獣被害も多く聞かれます。

そのような被害に遭わないために、やむなく、このような柵で椎茸原木を覆っています。

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(5)椎茸の収穫

ようやく2014年3月、原木から椎茸がひょっこりと顔を出してくれました!

その愛らしい姿に、大変な作業の甲斐があったと嬉しく思っています。

椎茸の姿に癒されながら収穫作業を進めています。

Shiitake

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かわいいですね!

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自然の恵みに感謝して、椎茸を味わっています。